雷から家を守るには

避雷針で落雷避けをしないと起きるトラブルとは?

避雷針で落雷避けをしないと起きるトラブルとは? 避雷針というものをご存知でしょうか。
一般的には落雷避け装置という名称でも呼ばれますが、これは必ず地上15メートル以上の建物を建設した際に屋上に設置をしないといけません。
建築基準法では一般家庭の家屋を除くすべての建造物、となっているので学校や病院も含まれます。
なぜ避雷針、つまり落雷避け装置を設置しないといけないのかというと、あるトラブルを未然に防ぐことを重視しているからです。
そのトラブルとは落雷による火災であり、日本では年間約4万件もの件数で落雷による火災が発生していることが、気象庁のデータから見てとれました。
落雷は特に2000年以降から全国各地で相次いでおり、一種の地球温暖化の異常気象も関係しています。
そこで建築基準法が2006年に改定されたおりに、必ず屋上に設置をして被害を避けるようにと取り決めを設けたわけです。
なお、10メートル以下の建造物に至っては基準から外れているので設置は不要です。

落雷避けをしたい理由にはどんなものがあるのか

落雷避けをしたい理由にはどんなものがあるのか 多くの人は雷が怖いと思っています。
その理由は落ちた時に被害が出ることもあるからです。
そこで落雷避けのために様々な対策を練る人もいることでしょう。
一般的には雷の音が聞こえたら頑丈な建物の中に避難することが一番の対策となっています。
人間にも落ちることがあるため、建物の中に避難することは重要です。
一昔前までは雷とともに大雨が降ることもよくあったため、大きな木の下に避難することが定着していました。
しかし、木は避雷針になってしまいます。
木に落ちてしまうと、その下に避難している人間にも雷が伝わってしまうことがあるのです。
このような理由から木の下は安全ではないということが広く知られるようになりました。
落雷避けのために避雷針が設置されているところもあります。
大きくて頑丈なものなので幅をとるのですが、ここに集中して雷が落ちてくれるので、その周辺は安全です。
そのため、あえて避雷針の近くに住居を設ける家庭もあります。