雷から家を守るには

避雷針が落雷避けになる仕組みとは?

避雷針が落雷避けになる仕組みとは? 避雷針は落ちてきた雷を受けた後、それを建物に設置したワイヤーを伝わらせて地面まで送ります。
そしてその働きをさせるために、他のところには落ちないように工夫されています。
落雷が発生する際にはまず、雲からいくつものステップリーダーと呼ばれる小さい放電が出ます。
そのステップリーダーに反応する形で、お迎え放電というものが出ます。
そうしてステップリーダーとお迎え放電が繋がった時に、落雷として大きな放電が発生するという仕組みです。
避雷針が落雷避けになるのは、その仕組みを活用しているからです。
金属でできた避雷針を高いところに設置すると、当然ステップリーダーと繋がる確率が高くなります。
そのため、他のところに向かう前に、落雷にしてしまえるわけです。
また、避雷針の中には、お迎え放電を積極的に出せるタイプもあります。
そのタイプだとステップリーダーに引き起こされる必要がないため、より高い確率での落雷避けが実現可能です。

落雷避けをするには地面に近い場所に体をかがめた方がよいのか

落雷避けをするには地面に近い場所に体をかがめた方がよいのか 近年落雷が多くなっており、落雷によって命を落とす人も多いです。
雷が鳴っている音や雷雲が近づいている場合は、落雷が発生する可能性があるため、できるだけ安全な場所に避難をしなくてはなりません。
雷が落ちやすい場所はグランドや屋外プール、堤防やゴルフ場など開けた場所や山頂などの高いところとなります。
逆に安全なのはコンクリート建築や自動車、列車やバスの内部となります。
木造建築の家も大丈夫ですが、電気器具や壁から1mほど離れるとさらに安全です。
安全な場所に避難できない場合、落雷避けをするには電柱や煙突などの高い物の一番上から45度以上の角度で見上げ、そのものから4m以上離れた場所を目指します。
姿勢を低くすることが大切ですが、地面に寝そべるなど体をつけると逆に落雷が近くで起きた場合、地面を通して電気が流れることがあり、しびれややけどを起こす危険性があります。
落雷避けをするには、できるだけ低い姿勢になることが基本であり、リュックサックは背中ではなく前に抱え込むとより低くすることができます。